人生は夕暮れから面白い

冒険心と感動を持たない人生はつまらない

世の中には似たような出来事が・・・(>_<)

 いやぁ・・・、世の中は何があるか解りませんよ・・(>_<)。写真家の有賀正博氏の「旅するフォトグラファー」を読んでいて、ワタシも身につまされた事がありましたのでご紹介です・・。

 

 貴重品が盗まれる瞬間

「もっとも確実なスリ対策は、いつも周囲に気を配ること。
とはいっても、旅行中にいつも回りをキョロキョロしてることもできない。それでは気疲れしてしまって楽しくない。ただでさえ海外旅行中は疲れが蓄積して、注意力も判断力も鈍りやすいのに。
だいたい、アクシデントは、疲れて判断力が鈍ったときに起きやすいものだ。

その朝、ぼくとライターさんの2人は、国際夜行列車でマドリードのチャマルティン駅に到着した。乗り換えの近郊列車の発車時刻までしばらく時間があるため、駅前のベンチに2人並んで腰掛けて待つことにした。スーツケース・カメラバッグ・貴重品入れはぼくと彼女の間に挟んで置いた。
コーヒーでも飲みたいな、ぼんやりそう考えているときに、若い男性が「地下鉄はどこですか」とぼくらに尋ねてきた。彼は、僕からみて左に立ち、落ち着いた色合いのジャケットを着た感じのいい青年だった。
 ぼくは「あっちの方」と駅構内を指さしたが、彼は要領を得ない顔をしていた。
その様子をみて、ぼくの右側に座っていたライターさんが立ち上がって地下鉄路線図を取り出し、彼に近寄って丁寧に説明し始めた。「ああ行って、こう行って…」と親切な彼女が一所懸命説明している様子を眺めていた、その時、突然ぼくの心臓が高鳴った。
それはそれは、ものすごーく大きな音で「ドキン」と心臓が鳴ったのだ。
そして次の瞬間、ぼくは右へ振り向いた。
 「それは、白いシャツを着た男がまさに貴重品袋に手を掛ける瞬間だった。
袋の中にはライターさんのパスポート・クレジットカード・現金など全財産が入っている。ぼくと男の目が合った。そいつはほんの一瞬たじろぎ、それからゆっくりと手を引っ込めてから、ぼくに「ハロー」と言うや、きびすをかえして駅構内へ去って行った。
それからぼくは左を向いた。 
ライターさんに地下鉄の場所を聞いていた青年もまた、やはり駅構内へと入っていくところだった。
何があったか、全く気がつかなかったライターに事の次第を説明してから、ぼくも駅構内に入った。すると、くだんの男たちが2人並んで歩いているではないか。間違いない、2人はグルだった。
ぼくは、ジャケットの青年に「地下鉄の改札はそっちじゃなくてあっちだよ」と指さしたが、彼はつまらなそうな顔をして黙って別の方向へ歩いていった。
あのとき、どうしてぼくの心臓が高鳴って右へ振り向いたのか、ぼくには分からない。
ぼくは寝ぼけてぼんやりしていたけれど、無意識に周辺に注意を払っていたのかもしれない。あるいは、神仏が護ってくれたのかもしれない。あと2秒遅かったら、貴重品は消えていた。そうなったら旅は続けられないところだった。
こうした体験を幾度かして、ぼくは、自分が旅が続けられるのは人知を越えるなにかに守っていただいてのことだと知った。危機を通してしか気づことができないことがあるが、今回の件がそれだ。それはきっと神仏のご加護によるものだろう。
どうもありがとうございました>神仏」

 

 で、ワタシの場合はと言いますと・・・かなり低俗な話・・・・。

 もう遙かな昔・・・38年程前になりますが、その当時住んでいた・・とある街で遭遇した出来事です・・・。

 ワタシは某競輪場に遊びに行ったのです・・。それがその日はどうもイマイチ戦果が思わしくなく、今日は止めじゃあ~~と帰ることにしたのですよ。

 少し離れたバス停からバスに乗ろうとすれば小銭もタバコもなかったのです・・・。仕方無く近くのたばこ屋で両替がてらマイルドセブンを買い、バス停で一服しながらバスを待つ事にしました。

 当時はマイルド200円でしたよ・・。

 すると奇妙なジジィがバス停で、「ニイチャン一万円を両替できないか・・・。」と尋ねて来たのですよ。

「オレかて今、両替したばかりやから、九千円しか無いで・・・。」「いや、それでかまわん・・・。」と言うじゃないですか~~(^_^)。9千円渡して1万円ゲットですよ・・・、そりゃ断る術は無いですよね・・。

 で、9千円を先に渡したのです・・。ジジイは自分が持っていた1万円札をワタシに渡さないまま、九千円をやたら時間をかけて数え出したのですよ・・・。いちまい・・・、にまい・・・・、さんまい・・・・とですよ・・・。

 後で気がついたのですが、先に受け取り・・自分のを渡さないと言う事は、何か悪いなぁ・・・と言う引け目を感じる心理を微妙に突いているのですよね・・。いやぁ、こいつら心理学者肌だワ・・・・(^_^)。

 

 そうしてイライラしながら待っていると、今度は横から「ニーチャン、〇〇に行きたいけど、どう行ったらいい?。」と聞きに来たジジィが横に・・・・。

「そんなんオレは知らんで・・・。此処には滅多に来ぇへんしなあ・・・。」と受け答えをしていれば、「そうですかぁ・・・、有り難う・・・、じゃあまた誰かに聞くワナ・・。」とジジイがヨタヨタと去って行ったのですよ・・。

 ハッ!と、オレはいま両替をやっていたところや・・・と気がついて 9千円を渡したジジイの方を見れば・・・・コイツが・・・・いない!・・・いないじゃありませんかぁ~~~~泣。

 わぁ・・・と気が動転してジジイを探しまわりましたが、とうとう見つける事は出来ませんでした・・。その時にはコイツラがグルだとは思わないですよね・・・。冷静に戻ってから、わぁ・・・ハメられた~~~と気がついたような訳なんですよ。(>_<)

 大体詐欺師と言う奴らはニンゲンの心理の隙を巧みについて来ます、まさにそのトリックにかかったのですよねぇ・・。別の方向におびき寄せて、目をそらさせるのですよ。

 ましてやジジイと言うだけで、足腰がヨタヨタして、まさかぁ・・・・・と思ったところがコイツラの付け目だったのかも知れないですねぇ・・・。

 もし見つけたらシバキあげて・・・とかなり手荒い事をしていたと思いますが、そうしたらそうしたで、「コイツが年寄りに手荒い事をしよるんじゃあ・・・、誰かKサツを呼んでくれ~~。」と逃げ道も作っていたのでしょうねぇ・・・・(/_;)。

 土台、こうした詐欺師は若いときから海千山千の悪チエで人生の修羅場をくぐり、何度も放り込まれても飽きもせず、こんな事を繰り返していたのでしょうねぇ・・・。

 迂闊なうまい話は禁物だとワタシは肝に銘じましたよ・・・。(>_<)

 

 なんか有賀氏の話と似ていると思い、つい話してしまいました・・・(^_^)。

 

 もう当時は70前後としても、今はコイツラこの世にいないでしようねぇ・・・(^_^)。

 きっと100を越えている筈ですから・・・。

罪を憎んで人を憎まず????、イエイエ・・ワタシは「人を憎んで罪も憎んで・・・。」ですよ。クリスでもプロテでもありませんからねぇ・・・。エホでもその他でもありません・・・。

 ワタシは仏教徒ですから・・・・ねっ!(^_^)。だから、一言だけ・・・、優しくですよ・・・。

「オマエら詐欺師は地獄へ行けえぇぇぇ・・・。次にはゴキブリに生まれて来い!。踏み潰したる・・・・!。今度見つけたら・・・タダではおかん・・・。」

 

でも、コイツら生きていても見つける事はもう出来ない筈なんです・・・。この街と、ワタシが今住んでいる街では500キロは離れていますから~~(>_<)。

f:id:mahomimi:20180521195431j:plain翼・・・・欲!

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       佐村河内センセイ・・・・・

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  オマエは筆舌尽くしがたいほど・・・・(>_<)

 

 

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